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着物ビギナーさん!

男着物にブーツで街へ繰り出そう!和洋折衷スタイルを楽しむ!

和装の履物に良いイメージがない…、そんな風に思っている人は多いです。

過去に着物を着たことがあれば、慣れない履物に四苦八苦したハズ。「雪駄や草履は歩きづらい」とか、「鼻緒ズレで痛い思いをした」とか、嫌になる理由も人によってさまざま。

僕自身も、今でこそ着物に雪駄で出歩くこともあるけれど、着物初心者の頃はなかなか慣れなかったんですよね…。長距離歩けば足はとても疲れたし、特に夏の下駄では鼻緒ズレで皮が剥がれ…、絆創膏は必須アイテムでした。

「男着物を着てみたいけど、気軽に楽しめないかな…?」

せっかく着物に興味があるのに、履物が苦手だからとチャレンジしないのは勿体ない!

そこで、「履き慣れたブーツを男着物に合わせてみよう!」ってことで、和洋折衷スタイルを提案します。

何と言っても、普段着着物は自由!なので、堅苦しいことはなしで行きましょう。

今回の記事にはこんなことが書いてあります!

  • 男着物にブーツの組み合わせは昔からある!
  • 男着物に合うブーツの選び方!
  • 男着物✕ブーツのコーデ術!

着物初心者さんや、これから着物を着てみたい人にも、気軽な和洋折衷スタイルのコツが分かり、自分らしい着こなしが出来るハズ!

男着物で一緒に街へ繰り出そう!

男着物にブーツの組み合わせは昔からある!?

実は男着物にブーツの組み合わせ、昔からあるんです。

時は明治時代に遡る…。

「坂本龍馬が袴にブーツを合わせてる写真」って聞けば、パッと思い浮かぶハズ。コレってめっちゃ有名ですね!はたまた、大正時代の女学生と言えば、こちらも袴にブーツ。今でも卒業シーズンでは多く見かけます。

要するに、特別おかしなコーデではないってこと。

それは、特に明治時代後期から大正時代にかけて、当時の若者たちを中心に着物にブーツのスタイルは独自の進化を遂げていくことになります。伝統的な和装に洋服の要素を入れることで、自分たちの個性を表したワケです。

もちろん、着物にブーツだけではなく、カンカン帽、ノーカラーシャツ、ステッキなどなど、組み合わせには枚挙に暇なし!これらのスタイルは、単なるファッションの変化ということでなく、日本の近代化や文化の融合を象徴するものだったのだと思います。

今でこそ、着物は礼装をはじめとした高額なものが多く、普段着のイメージはありません。でも、昔は着物が当たり前の普段着です。

そして、現代…。日本人でも着物を着る機会の多くを失ってきたワケだけど、今こそ着物文化を見直そうという動きが、徐々に盛り上がっりつつある気もしていたり、いなかったり(←どっち)。

着物は日本人にとって、逆に新しい?そんな流れがきています。和洋折衷スタイルは、着物を普段着として楽しみ、さらに着物文化を進化させようとしているのかも?

着物にブーツで、普段着着物をもっと楽しみましょう!

男着物にブーツで気軽に和洋折衷スタイルを楽しむ!

さてさて、現代の僕達が着物にブーツを合わせる魅力は何でしょう?

着物にカジュアル感を!

まず、普段着としての着物にブーツを合わせることで親しみやすく、現代風なカジュアルスタイルに。着物でも気取らずに街歩きを楽しめる、都会的なコーデです!

履き慣れてて気軽!

また、着物初心者にとって、和装の履物は履き慣れてないので、苦労が絶えないです。ブーツは洋服での普段履きであって、履き慣れているので気軽だし履き心地も快適。

抜群の安定感!

そして、雪駄や草履に比べて、歩きやすくて足元が安定するため、観光や散歩などアクティブに!特に石畳や舗装されていない道でも、抜群の安定感をサポートしてくれます。

雪駄にはない防雨・防寒性!

さらに、一般的に足袋と雪駄では濡れるし寒い。その点、ブーツは風は通さないし、多少の雨には問題なしで、とても実用的な選択肢です。なんとも、ストレスフリー!

レトロでお洒落!

さいごに、和洋折衷スタイルとして、ブーツでモダンな印象を。はじめに話した通り、大正ロマンや昭和レトロを意識したお洒落なスタイリングになります。着物に洋装アイテムを取り入れやすくなる効果も!

男着物に相性の良いブーツの選び方!

では、「男着物に合わせるブーツは何がいい?」ってなりますね。もちろん、どんなブーツでもいいワケではないと思っています。そこで、男着物に相性の良いブーツの選び方を紹介します!

男着物初心者は着流しスタイルを前提に!

「着流し」というのは、袴をつけない(履かない)、男着物に角帯を締めるだけのスタイル。袴をつける着付けは、初心者さんにはハードルが高いので、気楽に着物を始めたいなら、着流しスタイルを前提としたブーツ選びをするのがいいと思います。

デザインは足袋と雪駄を思わせるシルエットのものを!

着物に合う足元は、「足の形に沿う足袋」に「厚みのある雪駄の台」のシルエットに近づけるのが鉄板です!それは、上部がスッキリ細身で下部が丸みとポッテリ感のあるデザイン。そんなシルエットのブーツが着物に親和性があります。

ブーツ丈はショート丈がおススメ!

そんなシルエットに合うブーツ丈は、ズバリ「ショート丈」がおススメ!その丈は正に足袋の丈感です。着物の裾とのバランスが取りやすく、ブーツの中でも脱ぎ履きもしやすい!前屈みを続けると着物は着崩れやすいので、ブーツのサイドがゴムやジッパーがあれば、なお良しです。

ソールは台のような張り出し感と厚みを!

加えて、ブーツのソールは雪駄の台のような張り出し感と厚みがあると、より和装の履物のシルエットに近付きます。歩行時の安定感が増し、厚底でスタイルアップにも貢献しますね!

色は黒や茶が定番!

また、あくまでもブーツは着物を引き立てることに専念させるのがベター。色は黒や茶色が着物の色柄に合わせやすく、トータルコーディネートを邪魔しないので定番です!

華美な装飾や艶はNG!

さらにさらに、靴紐周りの華美な装飾や、エナメル質のような強めな艶感はNG!違和感アリアリになって、すごく浮きます。ツヤ感のある正絹(しょうけん)の着物には、適度な艶感もいいけれど、普段使いしやすい木綿やウールの着物にはマットなものが無難。

手持ちのブーツを着物に合わせよう!

ということで、普段着使いの男着物に合わせるブーツというのは、普段の洋服でも合わせるようなものが基本的には合いやすいとも言えます。わざわざ買わなくていいのは、着物初心者さんにはいいですよね。下記のような手持ちのブーツがあれば、着物に合わせてみよう!

サイドゴアブーツ

まず間違いがないのが、「サイドゴアブーツ」!サイドに伸縮性のあるゴム素材が縫い込まれ、脱ぎ履きしやすくて足にもフィットします。華美な装飾は少なく、つま先にかけて丸っこくてポッテリ感があり、着物との親和性が抜群に良い!

ワークブーツ

いわゆる労働者の作業時に履くブーツ。丈夫で風雨にも強く耐久性に優れています。靴紐でしっかり足に固定するけれど、華美なデザインは少なく、足先や甲にかけて丸みがあって履き心地が良いですね。ソールが厚くシッカリしているシルエットも魅力で、脇にジッパーがあって脱ぎ履きしやすいものが多いのも特徴!

丈の無い革靴は上級者向き

そして、着物上級者さんになったら挑戦したいのが、丈の無い革靴だったりします。一般的に、足袋と着物との間に隙間が大きいと何だかダサくなりがち。いわゆるスネの見える「つんつるてん」ってヤツです。

例え裾丈がちょうど良くてもです。ただ、コーデ次第でキチンと感も出る不思議。今のところ僕には解明出来ていませんが、シックに襟シャツとネクタイを合わせ、落ち着いた着こなしで素敵なイケオジもお見かけしたことが…。

オペラシューズやモンクストラップシューズが着物に合うと思われます!

着物にブーツのコーデ術!

いよいよ、着物にブーツを合わせるコーディネートのコツをご紹介!

着物の色柄とバランスを取る!

はじめに、着物の色柄に注目!男着物は、基本的にシンプルで無地の着物が多いです。そういった意味では、デザイン性の高いブーツを選んでもいいのかもしれません。ただ、最近は色柄の主張のハッキリとした男着物も増えてきています。そういった着物にはシンプルなブーツを合わせることで、コーデ全体のバランスが取れます。

主張の強いブーツなら洋アイテムを多めに!

もし、手持ちのブーツに主張強めなブーツしか無いようなら、シンプルな着物に中に柄シャツや、普段の洋服で使うような帽子やレザーバック、もしくは洋素材をつかった和装小物(ベルト角帯など)といった洋アイテムを多く取り入れることを考えます。きっと自然に馴染みます。

ブーツと同系色で角帯やインナーを合わせる!

また、ブーツと同系色で角帯や着物の下を合わせると、統一感が出ます。それは、柄中の一色であっても、同じ効果が得られます。ただ、そもそもブーツの色が黒なら、そこまで深く考えなくてもOKです。

ちなみに、(ブーツから話は逸れるけれど)位置の離れた角帯と着物の下との色を揃えると、簡単にコーデがまとまるのでおススメ!

差し色を考える!

そして、着物に限らず「1コーデの色は3色まで」にするのがお洒落と言われます。ブーツは比較的小さい面積なので、面積の大きい着物に白・グレーといったモノトーンをもってこなければノーカウントとしてもOK。逆に言えば、着物と角帯を同系色にすると、ちょっと物足りなく感じるかも?

そんなときは、着物の下の半襟・羽織紐・バックなどに差し色を入れて見よう!

小物使いに気を配る!

さいごに、小物にも気を配ると、和洋折衷スタイルにこなれ感がでます。ブーツが着物に取ってつけた感じになっては勿体ない!

着物の下にモッズネックやノーカラーシャツ、カンカン帽や中折れ帽、リュックやボディバック、はたまた着物をデニムにするなど。

「男着物にブーツで街へ繰り出そう!和洋折衷スタイルを楽しむ!」のまとめ!

今回の記事では、男着物にブーツの合わせ方について、お話ししてみました。

まずは、男着物にブーツの組み合わせは昔からあるので、自信をもって着てほしいと思います。

男着物にブーツを合わせるのは以下の理由で、気軽に和洋折衷スタイルを楽しむことができます。

  • 着物にカジュアル感を!
  • 履き慣れてて気軽!
  • 抜群の安定感!
  • 雪駄にはない防雨・防寒性!
  • レトロでお洒落!

着物に相性の良いブーツの選び方は…、

  • デザインは足袋を思わせるシルエットのものを!
  • ブーツ丈はショート丈がおススメ!
  • ソールは台のような張り出し感と厚みを!
  • 色は黒や茶が定番!

和装アイテムを揃えるのは大変なので、ブーツは手持ちのものを着物に合わせよう!

  • サイドゴアブーツ
  • ワークブーツ
  • 丈の無い革靴は上級者向き

そんな着物にブーツのコーデ術は以下を参考に…、

  • 着物の色柄とバランスを取る!
  • 主張の強いブーツなら洋アイテムを多めに!
  • ブーツと同系色で角帯やインナーを合わせる!
  • 差し色を考える!
  • 小物使いに気を配る!

ということで、ぜひ着物にブーツを合わせて自信をもって、街に繰り出してみてくださいね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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前向きのススメ
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