普段着着物を始めると必ずぶつかる壁…。
それは「冬」!!
男着物の初心者が、冬場も着物を着たいのなら防寒対策は超重要!
着物を着初めるには、本来なんだかんだ揃えるにはお金がかかります。
そこで和洋折衷コーデなら、手持ちの洋アイテムを使えば初期費用が安く済むワケです。
でも着物が角袖である以上、洋服のアウターには袖が通りません。
和装用のコートがほしいなあ…
めっちゃ高い!無理だ買えないよぅ…(泣)
僕も着初めてすぐの真冬は、残念ながら着物を諦めちゃいました。
ただ、やりようはある!
この記事ではこんな事が分かります!
- 和装コートにはどんなものがある?
- 和装コートは高価で手が出ないならベースはどうする?
- 特に着物初心者が防寒で気をつけるべき「3つの首」とは?
今回は、寒い時期を乗り切るアイディアをお届けします(注、東京都心の気温に準じます)!
和装コートは値段が高い
和装コートの種類
まず始めに、冬の防寒といえばコートという事で、一般的な和装コートはどんなものがあるでしょう?
和装コートってどんなの?
角袖(かくそで)コート
「角袖」は、袂(たもと)に丸みをつけない四角い形状の袖です。
要するに、一般的に着物で想像する袖の形のコート。
男着物のコートのなかでは定番で、どの和装とも合わせやすいコートです。
幅の大きめデザインで、動きやすいようにできています。
ちなみにこちらのインスタ投稿は、「男の着物たけもと」さんのものです!
とんびコート(インバネスコート)
マントというか、ポンチョやケープのような形で、腕まですっぽりと覆えて防寒性に優れています。
シャーロックホームズの着ている「インパネス(スコットランドの地名)コート」ならイメージし易いでしょうか?
そのコートを和装向けに改良したものとされています。
着物の袖の動きを妨げなくて、機能的にも和服との相性はとてもいい!
気になるお値段
和装コートは高価です・・・。
ウン万円します。
安いので2万円くらいでしょうか?
着物初心者は着物や帯などを揃えるので精一杯なので、買えない人が多いかと。
お小遣い制の僕は、未だに手が出ません(泣)。
防寒には羽織りがベース
コートの買えない僕はどうすればいいの?
ベースに着るのは秋~春にかけて着られる「羽織り」です。
リサイクル着物なら「ウール」
ウールは、羊からとれる天然繊維。
防寒性に優れ、シワになりにくい素材です!
リサイクル着物店を根気よく探せば、アンサンブル(セットアップ)でも見つかります。
虫に食われやすいので、全体を慎重に光に透かすようにチェックして下さい。
数千円程度の掘り出し物も!
新品なら「デニム羽織」
新品を探すなら、「デニム羽織り」がおススメ。
和洋折衷コーデなど、やっぱり洋アイテムとの相性がいい!
お値段ピンキリですが、1万円以下のものでも十分です。
因みに僕は、洋服の時もジャケット代わりにも着ています。
色々使えるので、買って損はなし。
この「羽織り」を土台にして、あの手この手したいと思います。
3つの首を守ろう
羽織だけじゃ寒いよね?
そうだね!ポイントを抑えて足していくと寒くないよ
羽織をベースに「3つの首」を保温します!
「3つの首」とは、「首・手首・足首」です。
これらを暖かくすれば、コートなしでいけます。
首を守ろう
レベル1 タートルネック
レベル2 マフラー
レベル3 大判ストール
僕の以前のインスタ投稿ですが、女物のストールです。
男着物は地味なので、明るい色合いを選んでも楽しい!!
手首を守ろう
レベル1 手袋
レベル2 アームウォーマー
レベル3 袂(たもと)にカイロ
足首を守ろう
レベル1 保温タイツ
レベル2 足袋の下に靴下
レベル3 防寒用足袋(+その下にインナー保温足袋)
こちらの投稿でも紹介していますが、素材や個人差によって保温タイツは静電気が起こり易いです。
静電気が起こると裾捌きが異常に悪くなるので、個人的には保温タイツの上から、滑りの良い夏物のステテコを重ね履きしています!
3つの首以外も守ろう
3つの首以外なら、保温シャツや保温ステテコなどありますし、普通にジョガーパンツでもOK。
季節の変わり目あたりは、これらのみで十分。
保温シャツは必ずVネックに。
半袖か長くても七分丈で・・・。
首元や袖口から見えるとダサダサ。
丈の短いステテコにする理由もそれです。
ちなみに個人的にはユニ○ロです。
「男着物初心者の防寒対策はどうする?」のまとめ
着物初心者は、和洋折衷コーデと言えどお金が足らなくなります。
和装コートなんて高くて無理!!
それじゃあ防寒対策はどうしたいいか、お話しました。
結論、和装コートが無理なら3つの首を守れ!って事になります!
手持ちの洋アイテムを駆使しつつ、少しだけ買い足すだけで冬を乗り切る!
勿論、今回紹介したのは、東京都心部での事。
ここは真冬でも氷点下は稀です。
お住まいの地域で、参考にして応用して頂けると幸いです。
ご覧頂きありがとうございます。